こんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕自身、中国在住10年目で、今までに招へい理由書を書いて、彼女や友人を3回ほど日本に招待した事があります。
ただ、大使館などに聞いても、招へい理由書の申請の流れなど分かりづらかったので、ここでも書いていきます。
招へい理由書を提出するまでの流れ
中国の知り合いなどを日本に招待する場合、まずは招へい理由書を書く前の準備が必要となりますが、日本までの旅行が決まるまでの簡単な流れを書くと下記のような感じになります。
①日本に招待する(中国)人および日本側でも必要書類を準備してもらう
②ビザ申請を行う
③ビザが取得できたら日本への飛行機チケットを買う
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①書類を準備する
書類は、招待される人(中国人)と、日本で招待を行う人でそれぞれ準備が必要となります。
招待される人(中国人)が準備する書類
招待する中国の方が準備するものは非常に簡単で下記の6つがあれば大丈夫です。
① ビザ(査証)申請書
② 写真(※6か月以内に撮影したもの)
③ パスポート(旅券)
④ 戸口簿写し
⑤ 居住証又は居住証明書(※申請先の日本大 使館/総領事館の管轄区域内に本籍を有しない場合)
⑥ 在日親族又は知人との関係を証する書類(※写し及 び原本の提示)
①〜⑤は簡単に準備出来ますが、⑥は、一緒にどこかに行った時の写真などを提出すれば大丈夫です。(2−3枚あれば十分)
日本で招待を行う人が準備する書類
招へい理由書を提出する場合、日本側で準備するものは少し多く面倒です。また、身元保証人と招へい人が、別となるとそれぞれ準備が必要なので、身元保証人と招へい人は同じ人の方が良いです。
※今回は、身元保証人と招へい人が同じパターンで書いています。
① 身元保証書(様式は12ページ目)
② 住民票(世帯全員分で続柄記載があるもの)
③ 在職証明書(会社経営者の場合は法人登記簿謄本,個人事業主の場合は営業許可証の写し又は確定申告書控の写し)
④ 直近の総所得が記載された「課税証明書」,又は「納税証明書」若しくは「確定申告書控の写し(税務署受理印のあるもの)」のうち,いずれか1点
⑤ 招へい理由書
⑥ 滞在予定表
招へい理由書の書き方の詳細については、後ほど詳しく書きますが、招へい理由書や滞在予定表の用紙は下記の外務省のホームページから入手出来ますので、見てみてください。
一次有効の短期滞在ビザを申請する手続の概要(中国国籍の方)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000130338.pdf
②ビザ申請を行う
ビザ申請は、外務省のページでも書かれていますが、「原則として申請先の日本大使館/総領事館が指定している「代理申請機関」でビザ申請を行ってください」と記載されています。
中国の場合は、招待する人が住んでいる地域にある「国旅」という旅行代理店で申請が出来ます。
③日本への飛行機チケットを買う
招へい理由書を提出してビザが取得できたら、その後は飛行機のチケットを予約して、日本へ向かうだけで大丈夫です。
招へい理由書の書き方(目的、経緯、関係について)
招へい理由書の書き方で一番悩む部分は、招へい目的、招へい経緯、申請人との関係の部分だと思います。ここでは僕が実際に書いた内容など書いていきます。
招へいの経緯 例文:恋人
まずは、恋人の彼女を日本へ連れて行った場合の書き方です。
【恋人の彼女を日本へ連れて行った場合の招へいの経緯】
招へい目的:日本にいる私・●●(自分の名前)の家族・親族と対面し食事をしたいと思っています。
招へい経緯:●●(彼女の名前)は、●●(自分の名前)と、●●年から交際をしており、現在真剣に結婚を考えています。ただ、まだ日本の親とは一度も対面したことなく、今回日本に一度呼び寄せ一緒に食事をし、紹介をしたいと思っております。そして日本のすばらしい観光名所に連れて行き、日本の文化を肌で感じてほしいと思っております。
申請人との関係:恋人
招へいの経緯 例文:友人・友達
次に、友人を日本へ連れて行った場合の書き方です。
【友人・友達を日本へ連れて行った場合の招へいの経緯】
招へい目的:日本の文化や食事などを体験してもらい、日本をより理解してもらう為
招へい経緯:●●(友人の名前)は、●●(自分の名前)と、●●年からの友人で、●●(友人の名前)は日本語を勉強しており、日本にとても興味を持っていますが、まだ日本には行った事がありません。私自身、以前に彼の実家でホームステイをさせて頂いた事もあり、今回日本に一度来てもらい、私の日本の実家でホームステイをして、一緒に食事をし、日本のすばらしい観光名所に連れて行き、日本の文化を肌で感じてほしいと思っております。
申請人との関係:友人
招へい理由書無しで中国人が日本へ旅行する方法
以前までは、中国人が日本に行くのはかなり難しかったのですが、今は招へい理由書が無くても、中国人でも簡単に日本に行けるようになっています。
ただ、1つだけ条件があり、日本に行く前に旅行会社に、10万元の銀行残高がある銀行の明細(3ヶ月分)が必要となります。この明細がある場合は、旅行会社でそのままビザの申請が出来て、日本へのビザも約1週間程度で取得が可能です。
なので、お金がある方は、日本に招待する3ヶ月前から、招待する人の口座に10万元を入れてあげて、その後に、日本に一緒に行くというのが一番簡単な方法となります。
まとめ
いかかがでしたでしょうか?
招へい理由書の書き方はそんなに難しくはありませんが、準備する書類などが面倒なので、出来れば、3ヶ月前からお金を準備して・・・の方法をおすすめします。