中国から輸入するには、代行業者が必要なのですが、それらの代行業者はタオバオ代行と呼ばれる事が多いです。
今回は、
そんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕は、中国輸入歴9年、少し前までタオバオ代行の会社も運営していたので、タオバオ代行の裏事情などにもかなり詳しいです。
今回は、そんな中国輸入実践者として今までに20社以上のタオバオ代行を使った経験、そしてタオバオ代行運営者の経験から、おすすめのタオバオ代行とのその評判も含めてご紹介させて頂きます。
タオバオ代行とは?
タオバオ代行とは、中国輸入の代行業者の事であり、中国の通販サイト「タオバオ(淘宝網)」から商品を購入する際には、基本はすべて中国語となり、支払い方法も中国の決済を使ったりしないといけないので、日本人が日本から買うのはハードルが少し高いです。
タオバオ代行が行ってくれる業務とは?
そのため、タオバオから代行してくれる会社に依頼する必要があるのですが、彼らがあなたの代わりにしてくれる事は下記となります。
①タオバオの店舗への連絡、購入
②中国のお金、人民元での支払い
③商品に問題ないか検品
④日本までの発送
主に、上記の4つ業務をしてもらえます。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①タオバオの店舗への連絡、購入
タオバオのサイトから購入する際に、商品に疑問があったり、もし返品をする場合でもタオバオの店舗と中国語でやりとりする必要があります。
また、タオバオ代行の会社が店舗への値引き交渉などもやってくれますので、中国語でのやりとりはすべてタオバオ代行の会社に任せた方が良いです。
②中国のお金、人民元での支払い
タオバオでの支払いは、人民元での支払いが基本なので、このあたりもタオバオ代行に変わりに支払いをしてもらいます。
タオバオ代行会社への支払いは、日本の銀行もしくはペイパルでの支払いが多いです。
(※タオバオ上で直接、日本のクレジットカードでも支払いは可能ですが、手数料3%およびアリババが決めたレートでの支払いとなります。)
③商品に問題ないか検品
中国のタオバオで購入した際に一番問題となるのが、この商品に不備がないかという点です。
日本に商品が到着した後にタオバオの店舗に文句を言っても全く相手にしてもらえないので、日本に送る前に必ず検品は必須です。
④日本までの発送
タオバオの店舗は基本国内のみの郵送で、海外への発送などしてくれないところが多いので、日本への発送についてもタオバオ代行に依頼する形となります。
タオバオ代行は多くの荷物を日本へ発送している事もあり、優遇された運送料金で日本に送る事が出来るのでそういった意味でもタオバオ代行を使う意味はありますね。
タオバオ代行への支払いパターン
タオバオ代行の会社は基本的には、代行手数料で利益を取っており、今あるタオバオ代行の会社は、毎月の固定費を払うパターンと仕入れた金額に応じて手数料を払うパターンのみです。
・毎月固定の場合
毎月の固定費が9800円や29800円など、仕入れの量に関係なく費用が掛かる
・仕入れた金額に応じて手数料が掛かる場合
仕入れた金額に応じて、手数料が掛かる。(例えば、手数料が5%の場合、3万円分仕入れたら、1500円の手数料が掛かる)
どっちの方がお得か?最初のうちは費用を少なく抑えたいから、手数料がなるべく安いタオバオ代行を選ぶ人も多いのですが、手数料が安すぎるところは注意が必要です。
タオバオ代行の手数料が安いor無料は注意!
最近はタオバオ代行の会社でも手数料の安いところが増えており、中にはタオバオ代行の手数料は無料という会社もありますが、これは裏で利益をとっています。
具体的に言えば、
・タオバオ代行の会社に支払う人民元のレートがものすごく悪い
・送料を普通の1.5倍や2倍にして請求
と、別の部分で収益を取っているので、この手数料だけが安いから…という部分で見ると後でかなり痛い目に合います。
検品や日本語の問題、さらに検品の問題がある
さらに、そういう安いタオバオ代行会社を使ってみると、
・検品があまい
・日本語が通じない
・梱包にお金を掛けてないので日本到着時に商品が潰れている
・商品の到着までに1ヶ月以上掛かったり、商品を発注していたのに結局注文がされていない
・ある日突然連絡が取れなくなってそのまま倒産していた
といった事も多々あり、上記のようなタオバオ代行の会社を使っていて、ひどい目にあいました。
だから、手数料が適性で、対応もきちんとしているタオバオ代行を選ぶのがおすすめです。
タオバオ代行の評判は信用しない方が良い
タオバオ代行を検索してみると、非常の多くの代行会社がありますが、色々なサイトに書かれている評判は信用しない方が良いです。
実際、お金を払って、紹介をしてもらっていたりするパターンが多く、評判はほとんどあてにならないです。
僕自身もタオバオ代行を運営するようになったきっかけは当時まともなタオバオ代行がなかったからです。
なので、おすすめの方法は、色々な会社に問い合わせて実際に使ってみる事ですが、色々な会社があるので探すのも大変かと思いますので、下記に僕が使ってみてまともだった2つの代行会社を書いておきます。(僕自身、今は売上が安定してきているので、個人でスタッフ雇ってやっていますが、売上100万円以下の方は下記がおすすめかと。)
僕がおすすめするタオバオ代行は2社のみ
今までたくさんのタオバオ代行を使ってきた中で、そして、僕自身タオバオ代行の会社を運営していた事もある中で、まともだと思ったのが下記の2社のみです。
それでは、それぞれ見ていきましょう
淘太郎(タオタロウ)
淘太郎(タオタロウ)の方は日本人の和田さんという方が代表で運営しており、拠点は義烏にあります。タオバオ、アリババからの仕入れにも対応しており、工場からの仕入れ、OEMやODMなどオリジナル商品作りにも対応可能です。
また、支払いは日本の銀行、ペイパルに対応
ラクマート(以前はライトダンスとして運営)
金さんという中国人の方が代表ですが、日本語も特に問題ありません、拠点はタオタロウと同じく義烏で行っており、こちらもタオバオ、アリババ、工場仕入れもすべて問題なく、オススメです。
また、支払いは日本の銀行、ペイパルに対応しています。
どちらもスタッフが平均的にきちんと教育されており、日本語での対応も問題ありません。
さらに検品も丁寧で、送料を他の会社と比較しても安いので初心者の場合は特にオススメです。
タオバオ代行は初心者の時のみおすすめ
いかがでしたでしょうか?
おすすめの中国輸入の代行業者、タオバオ代行など、色々書きましたが、最終的には、タオバオ代行に頼らずに自分で仕入れもした方が良いです。
これは売上が100万円を超えたら考えていった方がいいです。
これは計算してもらうと分かるかと思いますが、中国輸入の場合、売上は仕入れの約3倍となる場合が多く、タオバオ代行の手数料が5%の場合、30万円分の仕入れ(100万円の売上)で、手数料は1万5000円となります。
だから、毎月30万円分仕入れなければ、固定費用を払うのは非常にもったいないです。
そして、月に30万円分も仕入れる事が出来ている状態であれば、あなたも相当中国輸入について詳しくなっているので、自分のスタッフを雇用するようにしてください。
その詳細は、下記の記事でも書いているので合わせて読んでみて下さいね。