この記事を書いている僕自身、中国に9年間住んでいますが、中国の景気が減速しているとはよく聞きますが、実際は、日本に比べるとかなり景気が良いです。
日本のメディアは、日本の企業が中国から撤退などすると、それをネタに、面白おかしく記事を掻き立て、実際それっぽく見える映像を流しています。
僕自身、よく言っている事なのですが、
メディアの情報を鵜呑みにするのは本当に危険です。特に日本のメデイアは嘘が多いので気をつけてください。
それでは、先日上海に行った時に、上海現地に住む人から聞いた中国経済の現状、最新情報などをお伝えしていきます。
中国の景気は実際のところは？
僕自身、上海には1年に何回か行くのですが、世間話で出てくる話は、大体お金儲けの話です。
例えば、
「1ヶ月で25万元（約430万円）稼いだ」
「旧正月が終わってから不動産の価格が1.5倍になった。
「今は●●という飲食店がおすすめ。毎月のリターンがこれだけある」
などなど。。
本当にお金儲けの話が好きな人が多いです。
中国の不動産状況について
中国の不動産についてですが、北京と上海は東京の不動産よりも値段が高いと言われています。
実際、普通の家でも1億円レベルで、不動産屋に行って不動産も見てきましたが、築15年とかのボロボロの家でも、3000万円ぐらいしていました。
ただ、上海や北京は常に人がどんどん流入しており、東京都内と同じで、上海、北京の市内は本当に住む場所が足りていません。
郊外では未だに建築ラッシュが続いていますが、やはり市内から遠すぎる場所などでは、過疎化というか人が全然住んでない光景が広がっているのも事実です。
現地の人から見た不動産価格
ニトリなどにも商品を卸していて、工場も持っている中国人の友人とご飯を食べたのですが、上海の不動産状況を聞いてみると、
「中国の株式状況が悪化し、お金を使うところがないから不動産にお金が流れているこの価格は本当におかしい。物価も上がってきているので、政府がそれに対して価格を下げるように人民元の価値を下げている」
といったような事を言っていました。
それ以外にもここでは書けないような話も聞くことが出来ましたが、中国の政策がここに来て少し裏目に出てきているようです。（と言っても、日本と比べたらまだまだ景気はよく、中国はまだまだ成長は止まらないと思います。）
ただ、中国輸入を実践してる僕らに関しては、そこまで気にする事もなく、着々と今まで通り仕入れをすればいいかと思います！
逆にこういう情報は僕らにとっては有利に動きます。
中国の景気が減速して、悪くなると中国輸入は稼ぎやすくなる！
例えば、
・人民元が安くなる
1元＝20円が1元＝15円になったら…？
今まで10元＝200円で仕入れていた物が、人民元の価値が下がることで同じ10元が150円などで仕入れる事ができるようになったりします。
工場で投げ売りが始まる
工場は不景気になっても、機械のお金が高いのと工場で働いている人に、お金を払う必要があるので、とりあえず利益が出なくてもお金が入ってくる仕事をするようになります。
なので、以前は最小ロットが大きかった商品でも、今は少ない数でも商品を作ってくれる工場も出てきていると思うので、再度問い合わせてみる価値はあるかと思います。
→下記のツイッターでも投稿しましたが、最近では良い工場だけが残り、ダメな工場はどんどん潰れていっています。
今日東莞の工場に来ていますが、工場もかなり二極化が進んできています。
今月中に東莞では700社の工場が潰れるようです。
逆に良い工場は注文が殺到で一部注文を断っているという状況が続いており、中国輸入をしている方にとっては、良い工場が残るのでこの辺りはメリットが良い状況ですねー。
— Taku@海外在住9年目 (@takuuworld) 2019年3月28日
逆に、ロット数が上がっているところもあり、中国の意向としては内需を拡大させて、海外に頼らなくても良い国作りを進めている気がします。
日本のように海外に頼りっぱなしとは大違いです。
日本のあるべき姿については下記の記事でも詳しく書いていますので、ぜひ見てみてください。
