日本ではコストが合わないから中国で金型を作って商品を作ってみたいけど、費用、値段は?実際の手順は?ちゃんとした商品が届くのかどうか不安。
色々な不安があると思いますので、本日は、写真付きで実際に金型工場をご紹介したいと思います。
この記事を書いている僕は、中国在住10年で、現在は自分の独自商品を販売しつつ、個人や企業からの貿易コンサルもしています。
※今回の工場は、クライアントの方が実際に金型を作った深センの工場となります。(香港から車で1時間30分ほどの距離にある工場です)
中国にある金型専門工場へ
金型工場内にあるオフィス。
金型製造部門の2次元CADや3次元CADを作るスタッフだけでも10名以上いて、社内ですべて完結する仕組みができています。
まずはどんな金型を作っているのか?金型を使って出来たプラスチック成形のサンプルを見せてもらいました。
小さい機械の部品などがたくさんありました。
その他にも車の部品なども。。よく見るとスズキやベンツの金型も作っていて技術力はピカイチのようでした。
金型でどんな物が出来るのか?を見た後に、早速金型を製作している現場の方へ移動しました。
金型製作の流れは主に下記のような感じです。
1.打ち合わせ
2.金型設計・加工データの作成(工程設定/3Dモデリング/シミュレーションによる確認/金型設計(2D,3D)
3.金型加工
4.金型の仕上げ・組立
5.動作チェック
さて、では早速、金型工場の現場のご紹介です。
まずは、最初に金型設計を行い、その上で不備がないか確認した後に、試作品を作ります。
そして問題なければ、金型の本製作に入ります。
油で冷やしながら30〜90日ほど掛けて機械でゆっくりと時間を掛けて創っていきます。
機械で金型を作った後に、職人さんが手でひとつひとつ磨いていきます。
やはり細かい部分は機械ではダメで、目視しながらひとつひとつ作るので、時間と費用が掛かるとの事。
日本では人件費が高いのですがこういう部分でも中国で作ればそれだけコストが下がるのが納得です。
実際に出来た金型。
この金型はアメリカ向けに輸出するとのこと。
超大型のプレス機です。金型を組み合わせたりする際に人間の力でははめ込めないので、こうした3000馬力のプレス機などを使ってはめこんでいきます。
それ以外にもこれだけたくさんの機械があり、1台1000万円としてもこれだけで数億円。。。
色々と見ている途中に金型についてや工場について疑問が浮かんだので色々聞いてみました。
中国の金型工場で色々聞いてみました
Q:どこのメーカーや国から依頼があるんですか?
細かい数字は教えてくれなかったのですが、全体の割合としては下記の通りのようです。
ヨーロッパ&北アメリカ:65%
日本:25%
中国:5%
その他:5%
Q:金型は日本が有名だと思いますが、日本からも依頼が来ているその技術力はどこで…?
代表の方が元々日系の会社で長年働いており、金型を学んだ技術があり、お客さんからもその技術を見込まれて別会社を作ったそうです。
だから、今も日本の車メーカーからも依頼がたくさん来ているとの事。
Q:金型の製作費用は日本と比べてどれぐらいで作れますか?
機械自体の値段は変わらないですが、自社に設計チームや品質管理チームなどすべて自社でしており、日本に比べても人件費が安いので1/2〜1/3程度という風に言っていました。
ちなみに、日本で金型と言えば、名古屋精密金型とか武田金型製作所が有名なのですが、以前とある商品の見積もりを取ってみたところ目が飛び出る金額でびっくりした経験があります。
Q:金型の製作費用、期間やロット数はどれぐらいですか?
金型製作の費用や値段は大きさが大きくなると、その分、費用も高くなります。
金型製作で約2ヶ月、また成形の個数も最低1000個からとなります。
もちろん、商品によって異なりますが、大体見積もりも1000個、3000個、5000個、1万個の場合が多いです。
日本だと1000個からだと割に合わないと断られたり値段が合わないところが多いのですが、こちらはかなり融通が効きますのでオススメです。
中国での金型製作・工場探しについて
中国で金型を製作する場合、単純に見積価格だけで工場を選ぶのはおすすめしません。
金型の設計能力だけでなく、試作、量産、品質管理、修正対応なども含めて確認する必要があります。
特に日本から中国の工場へ直接依頼する場合、
✓中国の金型工場をどう探せばいいか分からない
✓日本の見積もりが高く、中国での製作を検討している
✓工場と中国語で打ち合わせできない
✓図面をもとに見積もりを取りたい
✓試作から量産まで相談したい
といった問題も出てくると思います。
僕自身、中国で商品開発やOEMに長く携わり、実際に中国の工場とも取引しています。
中国での金型製作や工場探しについてご相談がある場合は、下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。
まとめ|中国での金型製作は価格だけで決めないことが重要
中国で金型を製作することで、日本国内で作る場合よりコストを抑えられる可能性があります。
ただし、重要なのは金型価格だけではありません。
金型の品質
製作期間
試作・修正対応
量産単価
最低ロット
品質管理
金型の所有権
工場とのコミュニケーション
まで含めて判断する必要があります。
特に完全オリジナルの商品を作る場合、金型は商品開発のかなり重要な部分になります。
安さだけを追求して工場を決めるより、長期的に付き合える工場を見つけることの方が大切です。
中国には非常に多くの金型工場やOEM工場があります。
うまく活用できれば、日本国内だけで商品開発する場合より商品開発の選択肢を大きく広げることができます。
中国での金型製作・OEMについてご相談ください
中国で金型製作を検討しているものの、
✓中国の金型工場をどう探せばいいか分からない
✓日本で見積もりを取ったら費用が高かった
✓図面をもとに中国工場から見積もりを取りたい
✓中国語で工場とのやり取りができない
✓試作から量産まで相談したい
✓中国でオリジナル商品を作りたい
といった場合は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
僕自身、中国で長く商品開発・OEMに携わり、実際に中国の工場と商品を作ってきました。
ご相談内容を確認したうえで、対応可能な内容についてご案内します。