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【視察レポート】中国不動産に問題があるは嘘だった?

中国不動産

「中国不動産バブル崩壊、中国不動産は高騰しすぎて問題だ」などの記事を最近よく見かけるので実際どうなのか?を調べる為に週末に中国の不動産視察に行って来ました。

この記事を書いている僕自身、中国在住9年目で、現地に住みながら輸入ビジネスをしています。

そんな僕が現地から中国不動産の生の情報をお届けします。

中国不動産を視察してきた

今回見たのは、中国南部にある、香港やマカオから約2時間の距離にある中山市です。

ちなみに、マカオのすぐ上に位置する珠海市は、ここ最近5年ほどで不動産の価格も約2倍以上になっており、100㎡のマンションであれば平均3万元/㎡なので、約300万元=今のレートで約5700万円!と日本都市部と比べてもほとんど変わらない状況です。

日本の建築はクオリティーが高いので、土地の値段や物価など考えても非常に高いのが分かるかと思います。

※ちなみにマカオは土地自体が狭く、既に日本以上の値段なので最初から見学は諦めました。

地図で見るとほんのり赤い場所で囲まれた部分です。

中国不動産中山市

中国不動産視察1軒目

1つ目に見に行ったのが、中山市と珠海市の境目にある物件で、ちょうど先週土曜日から発売された新しい建築途中の物件です。

部屋の広さは88㎡、110㎡、120㎡と3種類でしたが、価格は10,000元からと珠海に比べると安い値段で売られていました。

ちなみにこの日は雨でしたが、それでもその場ですぐに契約する人も多数いて熱気を感じられました。

商談場では下記の写真のようにお茶とケーキが無料で配られています。

中国不動産バブル

今回建てられる場所には、今後10棟以上のマンションを建てる予定とのことで、今回はそのうちに2棟のみ販売という形でした。

写真で見ると見た目自体は非常に良さそうに見えるのですが、実際見てみると部屋の作り方がおかしく…クオリティーもそこまで高くなかったので、その場を後にしました。

中国不動産バブル

ちなみに販売開始2日目ですでに100件以上売れているらしいです。

中国不動産視察2軒目

そして次に向かったのが、珠海市から中山市へ入ってすぐの不動産でした。

中国不動産バブル

中国不動産の展示ルームなどはこのように豪華な形で作られています。

中国不動産バブル崩壊

こちらはマンションだけではなく、敷地内に小学校やスーパー、銀行なども作られ、街自体を作っている大きなプロジェクトでした。

中にはマンションだけではなく、別荘などもあり、10月に発売されたばかりだったのですが、500戸の部屋もわずか1ヶ月で完売という非常に注目されている物件です。

価格は、1つ目に行った不動産より少し休めの8200元程度からとなっていました。

こちらもモデルルームを見たのですが、1つ目と比べると中の作りもしっかりしており、対応なども含めて安心感じがしました。

中国不動産の問題とは?

今回見た物件は2つのみでしたが、北京や上海と比べると価格は低く、まだまだ地方都市の方ではそこまでバブルなのではないと感じます。

実際、その他賃貸マンションなども見ましたが、空き物件などは少なく、需要がある場所と需要がない場所が極端になっているだけなのでは?と思います。

なので、一部の地域ではバブルではあるが、そこまでバブル…バブル…というほどではないような気がしました。

例えば、中国の不動産バブルが崩壊したとしても、それは都市部の方のみであり、他のまだ発展途中の都市などは、バブルが崩壊してもまだまだ伸びるのでは…?という気がします。

中国不動産の問題
その地域にあまり人が住んでいないのに作られている物件、そして、人は住んでいるけれど、その値段が高すぎる不動産に問題があるのだと思います。

今回の中山の不動産などであれば、100㎡で約1700万円ほどで購入する事が出来るので、長い目で見たらそこまで利回りは悪くない感じでした。

上海の方でも色々中国事情について見てきたので、こちらもぜひ合わせて読んでみてください。

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Taku
Takuです。日本を飛び出してはや10年。気づけば中国で中国人の奥さんと結婚して、現在は中国に住みながら、のんびりと生活しています。